2012年11月29日木曜日

「英語にハマりませんか?」No.10

ちょい空きました。
引っ越しをしていたもので、新しい事務所の片づけをしているときりがありません。

もう少しすると何でもかんでも積み上げ、しまいこむようになるのでしょうが、今のところは
きちんと整理できて、very tidyでございます。

ニューヨーク旅行から2か月経ちました。Thanksgivingのパレードが行われたようです。
Turkeyね。向こうで食べた時は脂も少ないし、物足りない感じですが、Turkey Sandwichは
最近好きですね。アメリカ旅行では食べることが多いです。

NYネタ終わりかなと思っていたら、もうひとつありました。地下鉄です。

だいぶ前から磁気カードになって「swipe」してから「turnstile」を押して改札を通り抜けるというシステムは変りませんが、今回のNY旅行でJTBのガイドさんに教えてもらったのが、
複数で共同使用する方式です。

4人までであれば、1枚のMetro Cardを最初の人がswipeして、改札越しに次の人に渡し、
順々に入場できます。

でも、なんかズルしているような気がするのは私だけでしょうか?

学生時代、定期券を持つ2人がまず入場し、そのうちの1人がもう1枚の定期も持って改札を出て、3人目に手渡すという方法で1人が無賃乗車という悪さをしたことが
ありませんか?どうもそれを思い出していけません。

メディアネタとしては、アメリカンフットボールの語彙を取り上げます。

BSで週3回ほど録画中継されているのを観ています。まだ細かい作戦などは分からないのですが、なかなか深いです。なによりも、クォーターバック、ワイド
レシーバーをはじめ
とする選手の身体能力がすばらしい!
素早く走って、マークしてくる敵のプレイヤーを振り切り、飛んでくるボールを確認
しながら、ぎりぎりのタイミングでキャッチし、タックルに耐えてボールをキープする。
一連の動作を数秒の間に行うのですからたいしたものです(守備側も同様です)。

高度なプレイを観る楽しさに加えて、英語の解説ではなかなか面白い表現が使われていますので、少し紹介します。

「The veteran muffed the ball」(日本語ではファンブルですね。)

「The two players haymaker each other」(ラフプレイに怒った結果の乱闘を中継では
「extracurricular activity」と表現しています。教育上の配慮(!)ですかね。この
言葉は「浮気」という意味もあるようですが。)

「He was unaccounted for」(つまり、守備側のプレイヤーがオフェンスラインに邪魔されることなく、相手陣地に入り込むことです。誰も対応していないという意味
でしょうが、面白いですね。)

「How about his elusiveness!」(変幻自在の動きでつかまらないという意味ですが、
似たような表現では「escapability(辞書には載っていないので解説者の造語ですね)」
とか、「slippery」(敵味方入れ乱れた中をするりするりと抜けていく感じ)といった
言葉もよく聞きます。)

「His clear mistake is uncharacteristic」(らしくないミスということでしょうね)

「A nice poise by the quarter back despite pressure, not coughing it up」(バランスではなく、
この言葉がよく使われます。ボールを離さないでがんばったということでしょう。)

「That is a heads-up move by the line backer」(巧みな動き)

2012年11月14日水曜日

「英語にハマりませんか?」No.9

やー、寒くなってきました。ニューヨークではまだ電気が復旧していない家庭が
多いようですね

全米から応援の工事業者とか機材が来ているようですが、ペースが遅いのは、
水に浸かっているので家屋ごとに設備の状態をチェックしないと、漏電―発火の
危険があるからだそうです(According to CBS News)。

そんな中で、ニューヨーク旅行の思い出を語るのもちょい気が引けますが、
大変な中でもユーモアを忘れない(というか、大変な時こそ!)というのもアメリカの
伝統文化と理解して、NY滞在エピソードの3弾をお送りします。

日曜日にゴスペル礼拝見学ツアーに行きました。

大きな教会で正面の舞台にしつらえてある席(4x20席ぐらいにずらりとダーク
スーツのガタイのよい黒人男性が並んだので何をするのかと思ったらコーラスで
ありました(女性コーラスの日もある)。
音楽に合わせて左右にゆれる姿もいい感じにUnisonで、さすがリズム感のよい
アフリカン・アメリカンであります。

面白いのは、伴奏がオルガンとドラムだったこと。やりますね!
それから、正面Podiumに立った牧師さんが、説教の合間に、「ナンバープレート
xxxxの車移動してください」とアナウンスしたのは、マイク持っているから適役と
言えばそうですが。にやりものでした。

ところで、大統領選挙のどさくさにまぎれて、コロラドとワシントンでマリファナの
使用(for recreational use)を容認する住民投票が可決されたようです。
Medical Marijuanaはすでに18州で許可されていますが、連邦法では依然として
違法です。連邦制というのはこういう点が興味深いですね。

この関連の解説をBloombergで見ましたので紹介します。

Bloombergは、「Capitalist pxx」 (xxには何の文字が入るかご想像ください)の
牙城とも言うべきメディアですが、機関銃のような解説がリスニングの練習になる
と思って毎日5分ほど視聴しています。

企業や市場の動向を伝えるニュースが圧倒的ですが、富裕層向けのプライベート
ジェット、豪華ヨットといった、鼻持ちならないけど、こんな世界もあるかなとつい
見入ってしまうレポートもあります。

今回、面白かったのは、「マリファナの合法化とその価格への影響」という分析です。

......a recent study by three economic professors on impacts of legalizing
medical marijuana found ......a sharp drop in price at least for high quality
stuff.
This chart tracks prices in the states with medical marijuana laws. In the first few
years, what you find is, there are negative effects, but it is not statistically
significant until the 4th year. By then, the price of high quality weed drops by 25%.

ということで、高品質のもの(私の乏しい知識では、「Golden Acapulco」という
高級品があったような覚えがあります。「これは効く」と「友達」から聞きました。)の
方が「価格弾性値」が高いとか何とかいうことかな。

このレポートではさらに、アルコール市場との関係、また、交通事故への影響
Knock-on effect)にも言及しています。

Marijuana laws also affect the alcohol market and prices of alcohol fell, and a noted
decrease in drinking, which could suggest that the one frequently substitutes for the
other. That explains why alcohol companies consistently oppose the legalization. 

And here's a knock-on effect; traffic fatalities have declined in the states with
medical marijuana.
This chart shows traffic deaths in the age 20-39 group, and that tracks pretty closely
here until the legalization, that’s the dividing line, right here, and what you see
after that is a 25% drop in deaths for the states with medical marijuana and not so
much for the states without that law.

states with medical marijuana」で通ってしまうところが面白いですね。日本語では
「医療用マリファナ容認州」というのかな。

余談ですが、昔の友人で入社1-2年の休暇で東南アジア方面に旅行し、canabis
ちょいと親しみ、1本胸のポケットに入れておいたのを忘れて無事(?)帰国した
という話を聞いたことがあります。

見つかってたら大変だったな。Sさん元気?!

2012年11月9日金曜日

「英語にハマリませんか?」No.8

ニューヨーク旅行記の第2弾です。

Long IslandWinery Tourに日本人ガイドさんの車で行きました。

高速道路にHOVレーンというのがあり(3人以上乗っている車両だけが通れる
Express Laneというやつです)、何の略(What does it stand for)かなという話になり、
Vehicleは分かるとしても、「HO」とは何かなと考えて「heavily occupied」(Yak!
あるいは「highly occupied」あたりかなと思って、その後ネットでチェックしたら
High occupancy vehicle」でした。微妙な外れ方。

あー、それで、思い出しましたが、
前回話題にしたミュージカルWickedの「For Good」に出てくる歌詞。

Who can say if I have been changed for the better, but because I knew you, I have
been changed for good」というフレーズです。

まず作詞者によると(ウェブサイトあり)、この歌詞は「Word of play」だそうです。
自分の娘とその友達がハイスクール時代に話していたのをヒントにしたとか。

これを、文学に強くない私なりに解釈すると、「(一般的に言われる)良い方向に
変わったとは言えないかもしれないが、あなたのおかげで(本質的に)変わった」
という感じかな。

主人公の1人であるパッパラパー(Politically incorrect?)なおねーちゃんと、
緑色の肌を持って生まれてきた娘さんがそれぞれ反目しあいながらも成長し、
それぞれの生き方に目覚めたことを表現しているのかなと思います
的を得ているかどうかはともかく、本当に心にしみる曲であり、歌詞です。

もうひとつ、ニューヨークネタ。

Birdlandというブロードウェイにあるジャズクラブに行こうと思い、滞在先の
HiltonConciergeに「We are planning to go to “Big Bird”.....」と言ったら、
おばさん、にこりともせず、Birdland(語尾上がらず)」と訂正してくれました。

なんで分かったのかね?
もちろん、子供の時にSesame Streetを観すぎたとフォローしましたが。

ちなみに、Birdlandのメニューには日本語版があります。一方で、
エンパイアステートビルのエスカレータで流れる案内には、中国語はありますが、
日本語はありません(イタリア語もあるのに!(でさえとは言いません))。


2012年11月7日水曜日

「英語にハマリませんか?」No.7


いやー、ずいぶん間が空きました!

9月末からニューヨークに旅行していた(といっても1週間ですが)、引っ越しをする
のでその準備とか、言い訳は多々あります。

その後にSandyが襲来したりして、つかの間の楽しい時間を過ごしたマンハッタンも
水に浸かって、世の中何が起こるか分かりません。
ブログも書けるうちに書いておこうと思って復活(?)しました。

ニューヨークで興味深かったことをちょい書きます。(シリーズ第1弾!)
ブロードウェイ、ジャズ、ゴスペル、etcと盛りだくさんの旅でした。

ブロードウェイは「Wicked」を観ました。ミュージカルは映画で「My Fair Lady」、
「South Pacific」など結構見てきましたが、本物は初めてでした(歌舞伎はかなり
観ています)。

やー、よかったな。前から6列目ぐらいで(JTBツアー)、主役2人を初めとする素晴
らしい歌声と楽しいストーリー展開。終わったとたんにStanding ovation、ひとしき
り拍手して幕が終わると日本と違ってカーテンコール無し。

同行者は英語があまり分からないので「Short trans」(According to JTB)とい
う、日本で言うイヤホンガイドを借りたのですが、これを入手するまでに一苦労。

入口で聞くと、「Up there!」、2階に上がって聞くと「Down there!」、ひたすら
「general direction」を指示され、4人目でようやく「7時半ごろ出てくる(お化け
か!)」という回答で。

どうも、中西部で暮らした経験しかない私にとってニューヨークは素っ気ないという
感じです(話してみるといい人が多いですけどねと一応フォロー)。

本当に開演30分前の7時半頃、屋台みたいなのが現れました。無事借りられた
けれども、同行者によるとあまり聞こえない。こういうところは日本の方が懇切
丁寧です(特に歌舞伎の解説は)。

「Wicked」の最後に「For good」というバラードの名曲があります。

「I have been changed for good」という意味がもうひとつ分かりにくかったので
帰国してからちょい調べました。結果は.....ひっぱります。

次回ということで(といっても、2-3日後に出します....I promise!)