というわけで(どういうわけ?)、 今週も暑さにかまけてゆったり過ごしております。
今回は、現在読み進めている本の中で、ようやく半分まで来た「T he Facebook Effect」で
目に付いた表現を取り上げます。
前回取り上げましたように、現在iPadで読んでいます。
データ、キーとなる出来事) には赤の下線(赤しかありません)、それから、 ちょっと解読を
要するような小難しい表現には緑色のハイライトを 付けています。
さらに、単語でも意味の多いもの、あるいは、 備え付けの辞書機能では分からないものに
ついては、 メモとしてネットで調べた意味や例文を書きこむようにしています 。
さて、今回は、 このうちで緑のハイライトをした文章をちょっと解読してみたいと 思います。
おりますが、 私はそうでもないと思っています。
つまり、ビジネス系の文書( 小説も含む)を読む場合、何が起きたかという事実が人名、
社名、その他の固有名詞、データで語られており、 そこに注意と興味が集中するために
その間にある文章はあまり読ま ないことが多い、 ところがその中にはよく読むと難解な
文章もある、というのが私の見 解です。
この実例を「The Facebook Effect」の中から取り上げてみたいと思います。
900ページ超の本でようやく500ページ読んだところですが、 フェースブックがすっかり
人気を得て、大学から高校、 一般にまで会員対象を広げる一方で、 グーグルをはじめと
する色々な会社から買収の話が持ちかけられてい る(10億ドルの提示もある!)という
状況です。
ここで一般(a dult)まで対象を広げるにあたって、創業者であるZucke rbergの掲げる
「transparency」 という理念に対する抵抗が出てきます。
( というか、友人が掲載した写真を証拠にしてズル休みをしていた社員がクビに なるといった
事態が発生している) があるのは行きすぎでは、という批判が出てきます。
これに対して、CEOであるZuckerberg氏は、 いわば純粋に「みんなが本当の自分を公開
すれば、 本当の意味で開かれた社会が実現する」という理想を信じており、 Facebookは
その手段というわけです。
一方で、彼と目標は違うが、 多くの若い人たちも情報の公開に賛成しています。
というか、小難しい文章を見つけました。
「Some young people ……… say it’s not a problem to have libertine images of
themselves on Facebook because as they get older, standards about such
indiscretions will have relaxed. While they are clearly gambling with their own
reputations, the inarguable wholesale movement toward self-disclosure on
Facebook and even in broader society gives this view some credence.」ねー
「libertine」-放蕩とありますから、 自由奔放よりももっとハジケタた感じ。
「indiscretion」―無分別(lack of good judgment or care in behavior)
色々はっちゃけている映像や言動をFacebookに載せても、 将来的にはそうした行為に
対して世の中は寛容になるので問題ない と考えている若者もいるということですな。
次の文章で「gambling with their own reputations」というのは面白い表現ですね。
それに続く文章が小難しい。
「the inarguable wholesale movement toward…」ということで、これを訳す場合は、
私は
「 自己開示に向けた大きな動き(うねり) となっているという紛れも無い事実(があること)」
そして、前後関係をチェックします。 さて、はまるかな?
ここまでさっと読むだけではもうひとつ分かりにくいのですが、 実はこの後に、 こうした
若い頃の悪行に対して世の中が寛容になっているという例 として、 オバマ大統領が
自叙伝の中で若い頃にコカインを試してみたことが あるという記述が出てくるが、 ほとんど
問題にならなかったことを挙げています。
なるほど、文化の違いというやつですね。
嗜好品(enterta inment purpose) としてのマリワナも合法化され始めているようだし。
ということで、暑中お見舞い申し上げます。
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