2015年5月26日火曜日

「英語にハマりませんか?」No.140

ちょっと5月らしい日もありましたが、結構暑いですね。

私の家は、幹線道路沿いで騒音防止のために二重サッシとなっています。

おかげでまあまあ静かなのですが、その代り夏は暑いです。しかも最上階ということで、
熱もこもりがちなようです。ぼちぼち冷房を使い始めています。

さて、「Titan」ですが、1,200ページを超えて、ちょっと物語としてはだれてきました。

独占的な企業となったスタンダード石油と反トラストで規制を図る米国政府の暗闘という
じみーな題材なのでしょうがないのかもしれません。それにもまして、石油という全く
新しい産業の勃興と共に歩む前半の方が読み物としてはエキサイティングですね。

前置きはさておき、これまでメモってきた面白い箇所を振り返ってみると、時間が経った
せいか、最初に感じたほど面白くないところが多い。ブツブツ......

まあ、行ってみましょう!

ロックフェラーは、対照的な父母の下で育ち、敬虔なバプテスト(Baptistとなります。

そもそもバプテストとはなんぞやとなるとあまり分かっていないので、ウィキペディアで
調べますと、

「浸礼教会......バプテスマ(浸礼での洗礼)を行う者の意味に由来しており、
イギリスの分離派思想から発生したキリスト教プロテスタントの一教派。個人の良心の
自由を大事にする..........17紀頃にイギリスで始まり、現在ではアメリカ
合衆国に最も多く分布している。アメリカ合衆国の宗教人口はプロテスタントが最も
多いが、その中で最も多いのがバプテストである....」ということだそうです。

(大昔、アメリカに留学した時、学年初めの登録で個人情報を記入する欄に宗教の項が
あり、ずらりとキリスト教の宗派の名前が書かれていたことを思い出しました。)

ロックフェラーは、敬虔なパブテストであり、それが勤勉やその他のビジネスの原動力と
なったようです。同時に、ライバルを蹴落とすことについても、「自分は神から選ばれた
人間であり、この新しい産業を繁栄に導く能力を備えている」という、いわば選民意識を
生み出す思想的な基盤ともなったようです。

もうひとつ、ロックフェラーは、禁酒主義者でした。
Temperance movementという運動も奥さんと一緒に熱心主導したようです。

禁酒か。私はそれほど飲みませんが、軽い晩酌はほぼ欠かしません。

といったところで、今回はこれまで!

2015年5月20日水曜日

「英語にハマりませんか?」No.139

しばらくお休みしました。夏バテの先取りと言っておきましょうか。

それでも現在読書中の「Titan」は、順調に進んでおり1,000ページを超えました。
あまり元気が無くてもできることがあるのはよいことです。

今さら振り返るのも面倒というところもあるのですが、一応分からない単語、
興味深いフレーズにはマーキングをして、しかも、面白い箇所についてはメモって
ありますので、それを使って少しずつ披露したいと思います。

既に紹介しましたように、ロックフェラーは、詐欺師といってもよい父と、
敬虔なキリスト教徒の母という、対照的な2人の両親の下に生まれ育っています。

その結果、どういう性格や態度になったかというと、

What he said, what he thought, and what he felt, came from his mother, 
but what he did came from his father…..

ということだそうです。

文字通り合作ですが、父母それぞれからどういうところを受け継いだかということを
うまく言い表している表現ですね。

特に父親からは、「business ethics」について

「......you are entitled to outwit the other fellow by any means, fair or foul.
(手段を問わずに人を出し抜いてもよい)という教示を受けています。

そして、ロックフェラーの幼少時、

Bill(父親)urged him to leap from his high chair into his waiting arms.  
One day, he dropped his arms, letting his astonished son crash to the floor.  
“Remember,” Bill lectured him, “never trust anyone completely, not even me.”

なるほどね、文字通り体で体験させるということですね。

時々聞く話ですが、学習効果が絶大であることを間違いありませんね。でも、こういう
父親でなくてよかったです。

それじゃ、夏バテも多少残っているということで、この辺で。