2012年10月4日木曜日

「英語にハマリませんか?」No.5

先週の衛星アンテナレポートの解説の前に難解なニュースが2つありましたので言及しておきます。

ひとつは、オバマケアの合憲判決です。日本ではさらっと報道していたようですが、全国民の健康保険への加入を「individual mandate」(義務付ける)とすることは違憲としながら、加入しない場合にpenaltyを課すことは実質的に税金と考えられるので合憲(つまり、議会でpenaltyを課す法律を定めることができる)という、しかも、審議した最高裁判事9人のうちの1人が寝返ってそれぞれ4:5と5:4という1票差で決まったというみょうちくりんな判決です(実際、オバマ大統領は、最初の部分を聞いて負けたと思ったらしい)。
ご興味と根性のある方は判決文をお読みください(私は遠慮しておきます)。

もうひとつは「LIBOR rigging」です。銀行間の貸付レートであるLIBORというのは、主力銀行が利率を提示し、その平均をとって決めているのですが、それでだいぶ前から不正があったいうのだが、もうひとつ実感の湧かない不正ですよね。
建設業界の談合の感じなのかな。利率のパーセンテージは小さいけど、全体の金額が大きいからということでしょうが。これも、根気のある方は色々な記事を読み比べてみてください。

さて、衛星アンテナですが、「nuisance」ですかね?
私なんかはむしろかっこよく見えてしまう(少なくとも洗濯物(cloth lines)と比べるのはちょっとかわいそう)。

「There are too many of them and are bringing down the appearance of neighborhoods, they are tacky and make them look like area 51.  They say things are not classy....」のくだりは、色々言い方があるものですね。言っていることは同じなんだけど、手を変え品を変えということですね。「deteriorate the appearance..」でもよいんでしょうが。「tacky」と「not classy」は表裏一体と言うことですか。
さて、area 51というのは何ですかね。Wikiによれば、ネバダ州にある空軍基地ということで、アンテナが林立している状態を象徴的に表現していることのようです。(アメリカ人はこういうメタファーが好きです)

3番目のパラグラフでは、「他にも美観を損ねるものはあるじゃないか。Single outされている」という反論が出てきます。これは、同種の議論で使える表現ですね。

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