1週間のごぶさたです。
土日に大学時代の仲間と伊勢神宮に参拝、 水曜日に1日がかりの大腸内視鏡検査などなど、
イベント満載で、 ふと気がついたらブログがまだということで、何はともあれ、 伊勢神宮に
ついてちょっと書きましょう。
いやー、得難い経験でした。
20年おきに行われる「遷宮」が去年終了したということで、 普段は入れない内宮まで
(といっても入り口ですが) 行って参拝させていただきました。
(といっても入り口ですが)
初めて見ましたが、あくまで簡素な木組みでありながら、木の1本 1本の細部まで入念に
仕上げられていることが遠目からも分かり、 それが周りの木々と組み合わさると、あくまでも
控えめだけれど、 不思議なまでの威厳と荘厳さを醸し出しており、 日本の伝統文化の
まさに象徴だなとしみじみと感じ入った次第です 。
控えめだけれど、
まさに象徴だなとしみじみと感じ入った次第です
違った、あくまでも静かな味わいですね。
一方で、参宮する人々はひきもきらず、 おかげ横丁は赤福を初めとするさまざまな店が
ひしめき、なかなか入念にプランニングされた町づくりだなという印象でした 。
ひしめき、なかなか入念にプランニングされた町づくりだなという印象でした
ということで、
折角参宮させていただいたので、 そこが英語でどのように表現されているかをお馴染みの
ウィキペデ ィアから抜粋してみましょう。
折角参宮させていただいたので、
ウィキペデ
まず、紹介部分では、
「Ise Grand Shrine is a Shinto shrine dedicated to goddess Amaterasu-ōmikami,
located in the city of Ise in Mie prefecture, Japan. Officially known simply as Jingū,
Ise Jingū is in fact a shrine complex composed of a large number of Shinto shrines
centered on two main shrines, Naikū (内宮) and Gekū (外宮).」
と書かれています。
英語にしてしまうとひたすら「shrine」となるので、「 内宮と外宮」 という独特の響きを持つ
言葉のニュアンスが消えてしまうのは残念 ですね。
そして、伊勢神宮の建築様式については、
「The architectural style of the Ise shrine is known as shinmei-zukuri, characterized by extreme simplicity and antiquity: its basic principles date back to the Kofun era
(250-538 C.E.).」
なるほど「extreme simplicity」というのはうなずける表現です。
そして、
「The shrine buildings use a special variant of this style called Yuitsu-shinmei-zukuri
(唯一神明造), which may not be used in the construction of any other shrine.」
ということで、 この建築様式が伊勢神宮でしか使えない神明造の中でも独自なもの である
という説明で、 それでなんとも言い難い新鮮さとオリジナリティを感じたのだと納 得できます。
ということで、
20年ごとに行われてきている遷宮については、
「 The old shrines are dismantled and new ones built on an adjacent site to exacting
specifications every 20 years at exorbitant expense, so that the buildings will be
forever new and forever ancient and original.」
と書かれています。
「exorbitant expense」(途方もない費用)というのは、 実際に支出される金額もさること
ながら、多くの人々が20年にわ たって関わるという意味での努力という意味で想像を絶する
スケー ルのプロジェクトだということです。
古い神宮が隣に残されていましたが、 苔むして何とも言えない渋さでした。
20年後には解体されて別の 神社の建築などに利用されるとのことです。
なるほどね、こうすればオリジナルは永遠に継承されていきます。
と今さながらに感じ入ったところで、 赤福の社長解任のニュースが流れてきました。
色々ありやす。
今回はこんなところで。