いつもブログを読んでくださり、有難うございます。
さて、充電のため、しばらくブログを休むことにしました。
戻りましたら、さらにパワーアップした記事を紹介してまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
皆さん、お元気で!
Have a good one!
遠山実
遠山実の「英語にハマりませんか?」
2016年4月24日日曜日
2015年10月28日水曜日
「英語にハマりませんか?」No.153
アメリカンフットボールのシーズンたけなわです。
表現を紹介します。
「milk the clock」
前後の流れから大体の意味は分かるのですが、「mi lk」という面白い言葉。
辞書で調べると「(立場などを)できるだけ利用する」 という意味が出ています。
また、「milk the market」は、 市場を操って甘い汁を吸うとなっていますので、
アメリカンフットボールでは時間が非常に重要で、 試合の終わり頃になると、
したり) といった駆け引きを行うことができるし、 それが試合の醍醐味でも
あるわけです。
従って、この場合は、(残り) 時間を自分の優位になるように操作すると
いうことです。
一方で、
「milk the bull」
(見込みのないことをやる)
という表現もあります。
「 猫に小判」とは....違うか!
フットボール番組からもうひとつ。
「snippy with reporters」
であるという表現が聞かれました。
「 ぶっきらぼう」、「横柄」な態度をとったわけです。
◆
それでは、ようやく残り300ページ(2,300/2,600ペ ージ)まで来た
「The Prize」から。
今読んでいる箇所は、石油危機とか、 比較的な最近の出来事ですが、 厳しい
交渉を重ねる石油企業や各国政府の間で出てきたジョークを 紹介します。
イラクの石油開発を行う合弁会社の設立交渉です。
何せ、 メジャー各社、独立系、そして、アメリカ、 イギリスを初めとする
複数の政府の思惑が絡み合い、 ようやく合意・調印された契約は非常に複雑な
ものとなります。
これについてのある関係者のコメントです。
「We have now succeeded in making the Agreement completely
unintelligible to anybody. …… No one will ever be able to litigate about
these documents because no one will be able to understand them.」
「誰にも全く理解不能の契約を締結することができました。......誰も
この文書について訴訟を提起することはできないでしょう。 なぜなら、
誰もその内容を理解できないからです。」
こういう皮肉っぽい言い方は好きだな!
2015年10月19日月曜日
「英語にハマりませんか?」No.152
うわー、うっかりしていたら10月半ば。
なにしろ、 アメリカンフットボールのシーズンが始まっていますからね。
予約録画できるように契約更改したので、 夜中とか朝に放映されることが多い
フットボール番組を週3回ぐら い晩酌とともに楽しめるようになりました。
解説は英語にして、ひとときのアメリカ三昧です。
主要な役 割だったのが、自ら走ることが多くなっています。
関連する表現としては
「bootleg( クォーターバックが味方の選手にボールを渡すとみせ自分の腰に
隠 して走る)」
とか、
「scramble( クォーターバックが味方のパス相手が見つからないままボールを
持 って走る)」
といったものがあります。
◆
さて、大長編の「The Prize」ですが、iPad版で2,500ページ余りのところ を
2,100ページまで来ました!石油の歴史があますところなく書かれています。
ここで登場してくるのが、
石油の初期は冒険家というか、 リスクを恐れず、石油の発見に取り組む人々
ですが、 石油産業の焦点が市場に移り、政治的な道具/武器(politi cal tool/weapon)
となってくると脚光を浴びるのが、政治家、投資家などの交渉力に長けた人材です。
ちょっと前は有名だった、サウジアラビアのヤマニ石油相とか、 色々な海千山千
(excuse me!)のツワモノcrafty old foxesが時代を彩りだす。
ということで、
ここまで読んできた「The Prize」から興味深い表現をとりあげます。
「...very able negotiator that he was, to make his demands step by step, so that
having obtained satisfaction on one point he would raise another and yet
another, thus achieving all he wanted or, at least, much more of what he wanted
than he would have obtained if he had started by putting forward all his demands
at once...」
段階的に要求を行い、 ひとつが叶うと一段階上げるという手順を繰り返すと、
「step by step」とか、「raise another and yet another」とか、 じりじりと要求を
積み重ねることが必要なのでしょうね。
30年以 上前に中近東某国に勤務した時を思い出しました。
といったところで、今回はこれまで!
2015年9月30日水曜日
「英語にハマりませんか?」No.151
石油産業の歴史を振り返る「The Prize」もだいぶ進み、 第二次世界
大戦後の話になっています。 半分をちょい過ぎたくらいです。
この中で気になった表現を紹介しましょう。
米国政府が石油会社を買収するのですが、 この会社はいわゆる
メジャー4社ぐらいがイランの石油開発のため に設立していました。
それがいかに意外であったかの表現として次のような言い方が
出て きます。
「They had gone fishing for a cod and had caught a whale.」
(タラを獲るつもりが、クジラを捕まえた)
とか考えてしまいますが、 とりあえずこういう言い方がありだな、
ということで。
メジャー各社の驚きについて次のようにも表現しています。
「Th e astonishing proposal literally took their breath away」
こちらの方が素直ですね。
「タラだと思ったらクジラだった」 系列の表現がもうひとつあります。
石油については、 いつも不足あるいは過剰の心配が出ていたわけですが、
国内のニーズを満たすことができるとして、
「Of that I am as sure as I am that the sun shall rise and set tomorrow」
(太陽が明日上り、 沈むのと同じくらい確信がある)
日本語に訳してしまうと「なんじゃこりゃ」なのですが、 公式な
発言でこういうことを言ってもOKなところが面白いと思い ます。
まさに言った者勝ちです。
これでも大丈夫だという、最低基準みたいなものですか。
ということで、今回は以上!
2015年9月11日金曜日
「英語にハマりませんか?」No.150
引き続き、「Titan」からです。
ロックフェラーは晩年になって目覚ましい( ビジネスには関係の無い)変化を
遂げます。
若い頃から信仰熱く、 酒は飲まず、ダンスなどの遊びには目もくれず、 ビジネス
ひとすじの人生だったのが、引退後は、 奥さんが亡くなったこともあるのか、
なかでも、
「The most startling transformation came in his behavior toward women as
he sloughed off the old Victorian inhibitions.」
(最も目覚ましく変化したのは、 女性への態度であり、 ビクトリア時代のような
厳しい抑制的な態度は影を潜めた。)
「slough」
蛇の抜け殻から来ているのですね。 文字通り脱皮したと。発音注意です。
「Free from Cettie’s restraining influence, Rockefeller became positively ribald.」
(無くなった奥さんの影響を離れて、 よい意味でスケベになったと。)
たとえば、友達の女性について
「She is very easy to look at.」
とコメントします。
ちょっと聞くと何が問題と思いますが、辞書で調べると「very attractive」という
意味があります。
「 いい女じゃないか」ということで、 確かに品が良いとは言えません。
息子は、
「My father has picked up some slang phrases without understanding their
meaning.」
と言い訳します。
そして、ゴルフでは
「It was a rare golf party that did not include a lady golfer for Rockefeller.」
(女性のゴルファーが一緒にプレーしな いことは稀だった)
いいショットを打つと、
「you ought to kiss my hand for that」
(なるほど、これはよくない)
さらに、好きなドライブでは、
「Rockefeller increasingly used the afternoon drives as opportunities
for hanky-panky.」
(わるふざけ)
近所や知り合いの女性を一緒に乗せて、足をさわったりするので、
と言われます。
ということで、
「Titan」では、 こうした晩年の豹変ぶりについて、
「As if he were living his life backward, Rockefeller belatedly entered
adolescence in his ninth and tenth decades.」
(まるで人生を逆に歩むがごとく、90代にな って遅まきながら青春時代を謳歌
しているようだった) とまとめています。
ということで、まずまず幸せな変身でした。
2015年9月1日火曜日
「英語にハマりませんか?」No.149
世界陸上、あっという間に終わった感じです。
アリソン・ フェリックスすばらしかった!
Chicken legsというあだ名があるそうですが、 のびのびと走っているように
見えるのにスルスルと抜けてくる姿は 、パワフルな多くの選手と比べて
さわやかな感じさえします。
それにしても、ジャマイカは強い!
人口270万ちょいの国でどんだけ 早いランナーがいるのか。
それから、やっぱり走り高跳びはいいですね。
「フォスベリー·フロップ(Fosbury Flop)」というそうです。
メキシコ・ オリンピックで初めて見たことをおぼろげに覚えていました。
もちろん、 フォスベリー氏には特許使用料とか入らないでしょうが。
◆
さあ、本題(?)に行きましょう。
リーディングは「The Prize」が900ページを超えました。あと2か月ぐらいです ね。
その次はもう少し短いのにしようっと。
今回紹介するネタ(および単語フレーズ)は、「Titan」 からです。
ロックフェラー御大はかなりの倹約家だったが、 その息子にもその精神というか、
「Junior’s frugality was the stuff of campus legend, and everybody had a
favorite anecdote: how he soaked apart two two-cent stamps that got stuck
together….」
高校時代から学校で話題になっていたようで、 重なってくっついていた切手を
はがそうと格闘していたのが皆の記 憶に残っていたとのこと。
さらには、父親に倣って小遣い帳をつけており、 デートの際に購入した花束の
代金も記録していた。
「Follow ing his father’s example, he recorded every expense in his little book
......even recorded bouquets of flowers bought for dates.」
もうひとつ、ジュニアはブラウン大学に進学するのですが、 そこでアメリカン
フットボール部のマネージャーになります。
エクササイズは行う)、 センターというポジションをミドルと言ってしまい、
「Junior endured endless ribbing when he referred to the center as the middle.」
一方で、
「He was so much his thrifty father’s son that when one husky lineman asked
for new shoestrings, Junior retorted, “What did you do with the pair I gave you
last week.」
(新しい靴ひもを要求してきた選手(ラインマン) に対して「先週支給した
じゃないか」) と倹約精神を発揮しています。
なるほど、こうでないと金が溜まらないですかね。
では、また。
2015年8月25日火曜日
「英語にハマりませんか?」No.148
また、だいぶ空いちゃいました。
本は読んでいます。「The Prize」は700ページ超えです。
PodCastのニュース もウォールストリート・ ジャーナルおよびフランス語も聞いて
います。
一方で、世界陸上が始まりました。やっぱり、 スポーツの王道ですよね。
若い頃好きだった野球はあまり見ません。
陸上で一番好きなのは、800mと1,500mですね。 ちょうどよい距離です。100mも
嫌いではないですが、 あっという間に終わりますから。
スタートダッシュ、中間での駆け引き、そして、ラストスパート、 3段階が
心地よいリズムです。特に女子、 エチオピアのディババよいですね!
と機嫌よく見ているのですが、 ちょっと気になったのが砲丸投げの英語名です。
「shot- put」ですからね。動作から来ているのでしょうが、 他のフィールド競技に
比べると(棒高跳び「pole vault」、円盤投げ「discus」)、 ちょっと変わっています。
◆
さあ、いつもの話題に戻りましょうか。
PodCastで聞いてい るニュースネタが少し溜まってきたので、紹介します。
まずは、「Gig economy」です。
「gig」というのは、 ロック演奏などの一夜限りの仕事という意味で、 そこから単発の
仕事や日雇いを指すようになってきています。
以前にEconomistの記事で紹介した「on-demand economy」も同様ですね。
タクシーの運転手とか、 あまり高いスキルを必要としない仕事だけでなく、 弁護士など
にも広がっているようです。
但し、私の聞いたPodCastニュースでは、 経済の主流になると予想されている
ギグ・ エコノミーもそれほど広がっていないようで、 アメリカでも正規雇用を求める
人がまだ多いようです。 いくら縛られずに気楽とは言っても、そうですよね。
もうひとつ小ネタです。最近、 シェークスピアの遺体のサンプルを分析したところ、
やはり、 インスピレーションを得ていたということですかね。
ということで、世界陸上に戻ります。
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