2015年9月30日水曜日

「英語にハマりませんか?」No.151

石油産業の歴史を振り返る「The Prize」もだいぶ進み、第二次世界
大戦後の話になっています。半分をちょい過ぎたくらいです。

この中で気になった表現を紹介しましょう。

米国政府が石油会社を買収するのですが、この会社はいわゆる
メジャー4社ぐらいがイランの石油開発のために設立していました。

メジャー各社としては米国政府と一般情勢を議論するつもりが、
そこで突然買収の提案を持ちかけられることになります。

それがいかに意外であったかの表現として次のような言い方が
出てきます。

They had gone fishing for a cod and had caught a whale.
(タラを獲るつもりが、クジラを捕まえた)

魚にうるさい日本人としては、もうちょっとましな選択があるだろう
とか考えてしまいますが、とりあえずこういう言い方がありだな、
ということで。

メジャー各社の驚きについて次のようにも表現しています。

The astonishing proposal literally took their breath away

こちらの方が素直ですね。

「タラだと思ったらクジラだった」系列の表現がもうひとつあります。

石油については、いつも不足あるいは過剰の心配が出ていたわけですが、
ある石油会社は米国議会で証言し、米国内の生産で今後20年以上、
国内のニーズを満たすことができるとして、

Of that I am as sure as I am that the sun shall rise and set tomorrow
(太陽が明日上り、沈むのと同じくらい確信がある)

日本語に訳してしまうと「なんじゃこりゃ」なのですが、公式な
発言でこういうことを言ってもOKなところが面白いと思います。

まさに言った者勝ちです。
これでも大丈夫だという、最低基準みたいなものですか。

ということで、今回は以上!

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