2013年1月5日土曜日

「英語にハマリませんか?」No.12

ようやく仕事が一段落しました。

やっぱり、仕事している間はブログを書こうという気になりません。
30年近く翻訳という同じ仕事をしてきたせいか、いざとなるとそっちにスイッチが入る
ようです。


今日から数回にわたって、私の英語トレーニングを紹介します。
それほど大したものではありませんが、少し続けると効果が出ることは確かです
(何事にも近道なしか(嘆息)。


ここで紹介する英語トレーニングは、自分の本職である翻訳に役立つということも
さりながら、もっとカッコよく英語で会話したいという、きわめてミーハーな目的で
行っています。


ここ4-5年、ゴールデンウィークにアメリカを旅行で訪れるのが慣例のようになり、
その中で現地の人とcasual conversationを行う楽しみに目覚めました。

タクシー、レストラン、ゴルフ場、ホテル等、その場限りではありますが、たわいの
ない話やローカルな話題である時は盛り上がり、ある時は盛り上がらず(これも
楽しいものです)。

学校や仕事と違い、いきなり会った人とその場の雰囲気と状況に応じて会話を
楽しむには、知識や情報だけでなく、スラングを含めた単語や表現をタイミングよく
使えること、面白そうな話題を持ち出すこと、あるいは、相手に応じて会話を
盛り上げる質問やコメントを行うといった、色々なテクニックが求められることに
気付いたのです。

こうした一期一会の会話をさらに楽しむために、発音、リスニング、語彙を含めた
オールラウンドの会話能力を鍛えたいなと思い、これまでの経験から得た練習法や
教材を使って毎日トレーニングを行っているわけです。


■練習法1:音読
1冊の本を毎日4-5ページずつ(8-10分ぐらい)声を出して読む。
つい先日までEdwin Reischauerの代表的著書「Japan:The Story of a Nation」を
自分のペースで音読していました。

この本は10年ぐらい前に一度読んだことがありますが、その時、結構多くの単語の
発音が間違っていたことに気づきました(!)。

学校や仕事で英語を使う場合、大量の情報をとりあえず理解し、やり取りすること
に追われて文法や発音に気を付けている余裕など無かったことが大きな要因と
言っておきましょう。


発音に気をつけながら比較的大きな声で音読し(最近は読み終わった後にのど飴が
必要です(苦笑))、重要と思われる単語とフレーズに下線を引いていきます。
毎回4-5ページを8-10分ぐらいのペースです。

月―金は新しいページを読み、土日でその週に読んだ中で印象に残った箇所を
再度読みます。


Japanも先週ようやく終わったので、現在は新渡戸稲造さんの「武士道」を音読して
います。昔の人の文章は格調が高いというか、堅いといえば堅いし、Japanほど
読みやすくはありませんが、まあ何とか続けています。


この音読は朝の仕事前に行っており、読み終わると、「さー、朝の始まりだ!」という
気分になり、仕事に集中するきっかけにもなっています。

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