今週は、長らく読んできた「All the President’s Men」( ニクソン大統領を辞任に
追い込んだウォーターゲート事件の報道を リードしたワシントンポスト紙の記者
2名が著したフィクション) がようやく終わりました。
iPad版の電子ブックで読んできました。
だいぶ前に1週間に読 んだ部分の概略を述べ、 気になる表現を紹介していたことも
あります。
基本は、記者2人とワシントンポスト紙がどのようにニュースソース からの断片的な
情報をつなぎ合わせて少しずつウォーターゲート事 件の謎を解いていったかという
話ですので、 パターン的には同じですが、まあ800ページに及ぶ本をよく読ん だな
というのがとりあえずの感想です。
前にもご紹介しましたように、 分からない単語にはハイライトをすると、辞書機能で
すぐ確認できますし、 気になるフレーズには赤でアンダーラインを引きました。
なのですが、ちょっとした達成感にはなります。
ということで、目に付いた表現をひとつだけ紹介します。
最後の最後なのですが、 ニクソンが大統領としての権威を失った大きな要因として、
「he is heard talking almost endlessly about what would be good for him,
his place in history and above all, his grudges, animosities, and schemes
for revenge.」
「彼(大統領)は、絶え間なく、自分にとって良いこと、 歴史における自分の
位置、そして、憎悪、恨み、 復讐の企みについて語っていた(語っているのが
聞かれた)。」
辞書的には、「grudge」も、「animosity」 も同じような意味ですから、
一方で、
「The dog that never seems to bark is any discussion of what is good and
necessary for the well-being of the nation.」
「The dog that never seems to bark」というのは辞書にあるかなと思ったら、
「 彼の口から発せられることがなかったのは」 といった感じですかね。
国の安泰のために何が良くて、 何が必要かという議論が出ることはほとんど
なかったと。
ということで、
現在iPadでは、 金融業界がどういう過程でリーマンショックに至ることに
なったか を分析した、約300ページの「Fool’s Gold」を読み始めています。
面白い単語やフレーズがあれば逐次紹介していきます。
ということで今回は以上!
◆◆おまけ◆◆
先日アメリカンフットボールの中継を見ていたら、「un necessary roughness」
という反則がコールされました。 ボールを持っている選手がタックルされ、
しかし、「不必要なラフ行為」 という表現は面白いですね。
ということは、プレー中は「nece ssary roughness」なのだ。
ちょっと不思議な表現です。
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