さて、急な仕事が無事終わりましたので、「Onward」 で気になる単語に戻ります。
なんと「fear」です。
ポジティブ思考が基本であるStarb ucks創業者/社長のボキャブラリーにあるのかね
と思ってしま いますが、意外や意外たくさん出てきます。
この言葉が気になったのは、 創業者が社長の地位を退いた後に業績が低迷し、再建に
取り組むために「ceo」に復帰し、 さまざまな改革に取り組む中で、
「For the past few years, Starbucks had been acting out of fear, mainly a fear
of failure….」
という分析を読んだ時です。
なるほどね。
失敗を恐れて、 それを避けるための対策を行ってきた。
会社だけでなく、 個人でも陥りやすい状況かもしれませんね。
それでは本書の中でどれくらい使われているのかと調べてみました 。
せいぜい1-2回かなと思っていたら、何と26件見つかりまし た!
このネガティブな言葉をどうしてこんなにと見てみると、 社員が陥りがちな問題
として「失敗を恐れること」 があると考えていることもあるようですが、
あるいは、私が考えているほど「fear」 というのは特別なインパクトを狙っている
わけではなく、 日常的になんとなく出てくる言葉なのかもしれません。
わざわざ取り上げた割には気の利いた理由が思い浮かばないのでこ れくらいにして、
もうひとつ、「experience」 を取り上げます。
この言葉に関心を持ったのは、
「The Starbucks experience」
という表現が出てくるからです。
単なるコーヒーを飲むというだけではなく、 スターバックスという独特の時間や
空間を経験してもらうという経 営哲学として使われているようです。
これ以外にも
「the customer experience」、
「the store (in-store) experience」
という表現も出てきます。
ウェブで調べてみますと「カスタマー・エクスペリエンス」 という言葉について
説明があります。
「......日本語では「顧客経験」「顧客経験価値」「 感動体験」などと訳されますが、
......「カスタマー・ エクスペリエンス」とは、 商品やサービスの購入前後の
プロセスや利用時に顧客が体験する、 「心地よさ」「驚き」「感動」「誇らしさ」
などの、 感覚的だったり感情的だったりする付加価値のこと」
だそうです。
なるほど、付加価値ですか。
「customer」と「exper ience」という普通名詞を組み合わせることで、 こういう
ちょっとした解説を要する意味が出てくるというのも面白 いですね。
といったところで、今回は以上です。
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