2015年7月30日木曜日

「英語にハマりませんか?」No.147

ありゃ、また更新を忘れていました。

本を読んでいないわけではなく、結構読んでいるのです。
読む方に忙しいというべきでしょうか。

英語は「The Prizeという石油産業の歴史についての本を読み出しました。
前半部分はロックフェラーの伝記と重なります。

石油産業の勃興期はまさにドラマです。さ

まざまな人の思惑、画策、そして、運命的な出来事と、偶然とは決めつけられ
ないような展開が次々と起こります。少しずつ紹介していきます。

さて、ロックフェラーの「Titan」ですが、折角メモをとってあるので、
ちょっと振り返りたいと思います。

ゴルフです。

何せお金持ちになってから始めているので、邸宅の敷地内にゴルフ場を造って
しまいます。

そして、190412月、4インチの雪が降るのですが、ロックフェラーは気にせず
友人をゴルフに誘います。雪でできないのではと言うと、

just come up and see

との返事。

行ってみると、馬とそりを使って雪かきチームが作業中!翌朝までに除雪完了です。

どんなコンディションでもプレーしたようです。華氏20度(零下ですね)も含めて。

ということで、

Golf was his greatest indulgence

―まさにはまったわけです。

自宅コースのメンテナンスに使った費用も馬鹿にならず、1905年のロックフェラー
の個人費用記録を見ると、50万ドルちょいの支出でゴルフ関連の占める割合は
3万ドル弱、1996年の価値で45万ドルになったそうです。

一方で、ロックフェラー本来の慎ましさ(petty economies)も発揮しています。
池越えコースでのエピソード。

Around water holes, Rockefeller insisted that they switch to old golf balls and marveled at profligate players who used new balls in these treacherous 
places.  “They must be very rich!”

marveled」(驚嘆した)、「profligate」(浪費の)という言葉を使っている
くらいですから、きれいなボールを使って池越えショットを打つゴルファーに
正直にびっくりしたのでしょうね。

こうでないと金持ちになれないということですか。

それでは、今回は以上。

2015年7月16日木曜日

「英語にハマりませんか?」No.146

いやー、忘れていました。

なにせ、先々週からフランス語の授業をとりはじめたもので忙しくて。

久しぶりですが、飯田橋にある日仏学院のクラスをとってみたら、先生の
言っていることもまあ理解できるし、楽しいなと始めました。

ちなみに私のフランス語学習歴は2000年以来なのでもう15になります。

アテネフランセも行ったし、パリにプチ留学(1週間!)も3-4回行ったし、
なんといってもハイライトは、2005年に行った1か月半の短期留学です。
南仏ニースの近くにある学校で朝8時から夕方5時までみっちりやりました。

ある程度はうまくなったのですが、ニュースが理解できるようになったり、
本が自由に読めるまでにはなりませんでした。

やっぱり最低1-2年は留学しないとね。

ということで、
帰国後も多少勉強していたのですが、ここ1-2は熱も冷め、授業もとって
いませんでした。休んでも衰えていなかったのが嬉しいですね!

ということで、フランス語も学習させていただきます。
サガンの「悲しみよこんにちは」を日本語の訳本片手にちょっとずつ読んでいます。

さあ、英語に戻りましょうか。
PodCastのニュースを久しぶりに聞きました。

そのなかから変なニュース。

スマートフォンで死んでしまうことがあるので気を付けましょうという話です。

運転しながらメールを打つのは(texting while driving)もちろん危険ですが、
PodCastニュースで警告しているのは、「Russian roulette」だそうです。

そうです。ロシアンルーレットをスマートフォンで表示して遊ぶアプリが出て
いるようですが、それをアメリカでやると、警官に本物の銃を持っていると
誤解されて撃たれるリスクがあるのでくれぐれも注意だそうです。

本当かね?
ネットでこのロシアンルーレットのアプリを見たら、なるほどリアルな画像では
ありますが、これが本物に見えるかな、なんとも分かりません。

といったところで、今週はフランス語も忙しいので、これぐらいで。

ロックフェラーとゴルフ、もちろん覚えていますよ。

2015年7月3日金曜日

「英語にハマりませんか?」No.145

ロックフェラー伝のTitanです。

これまで2,000ページちょい読んできて面白い表現やフレーズを緑のマーカーで
表示して見出しのようなメモを残しているのですが、その時は面白いと思っても
時間が経つと「何だっけ?」みたいな感じになるのは避けられませんね。

その中でも印象に残っている内容を取り上げていきましょう。

ロックフェラーの趣味です。

以前、紹介しましたように、ロックフェラーは熱心なバプテストであり、
禁酒運動(temperance movement)を主導し、パーティーを含めて華美な世界が
嫌いでした。

つまり

He never collected art or exploited his wealth to broaden his connections 
or cultivate fancy people, ……. He hobnobbed with the same family members, 
old friends, Baptist clergy ……

(美術品を収集したり、富を利用して人脈を広げたり、華々しい付き合いをする
ことはなかった......彼がうちとけた付き合いをするのは家族、古くからの友人、
聖職者であった)

ということで、

hobnobという面白い五感の言葉が出てきましたので、こういう感じの言葉は
他に出てこないかなと探したら、「flimflam」(ペテンにかける)というのが
ありました。

そう考えると、「chit-chat」(おしゃべりをする)というのもありました。
それから「knick-knack」(装飾小物)、「mishmash」(ごたまぜ)とか。

(「hobnobは違いますが、flimflam」やchit-chat」などのように頭の韻が
揃っているのは「Alliterationというらしいです。)

こういう言葉がさっと出てくると、英語を話している感じになってきますね。

といったところで、ロックフェラーに戻ると、

通常のお金持ちの趣味には目もくれなかったが、それでも
landscape architecture」(造園)には夢中になったようで、自分の家の庭園も
設計したようです。

それからもうひとつ意外なことに夢中になりました。

Rockefeller proved fatally susceptible to another fad.」(運命的にはまった)

それは、なんとゴルフです!

詳しくは次回。