2015年4月21日火曜日

「英語にハマりませんか?」No.137

あちゃー、のんびりしていたらブログ書くのを忘れていました!

もっとも、読書の方は順調で、「Titan」ははや300ページを超えています。

英書はもうひとつ「Catch me if you can」、そして、日本語では山崎豊子著「不毛地帯」
読んでいます。

後者は、全5巻で、1巻は主人公のシベリア抑留記が主体でかなりきつかったですが、
なんとか読み終えて、現在は、商社に入社して、次期戦闘機の売り込みに奔走する、私の
好きな権謀術数に満ちた話が展開しています。

自分自身はこういう切った張ったのビジネスは苦手です。まあ代理体験というやつで、結構
ハマります。

さて「Titan」です。

主人公のロックフェラーは、石油を中心として膨大な富を築くわけですが、これは南北戦争
1861-65)の頃なのですね。なんかピンときませんが、この時期に石油の採掘が始まり、
一大ブームとなったということです。

この激動の時代に、生まれ育ったジョン・Dロックフェラーですが、冒頭はその父親の話が
出てきます。

この人なかなかの食わせ物で、良く言えば山師(良くないか)、悪く言えばペテン師、
しかも重婚という、まあ犯罪者ですね。
一方の母親は真面目な人で、ワルに惹かれちゃったのでしょうね。

ということで、
山師とか、詐欺師とかを指す言葉が結構出てきますので、今回はそれを紹介します。

なにせ第1章のタイトルが「The Flimflam Man」(ペテン師)ですから。
そして、「humbug」、「charlatan」と次々違う言い方が出てきます。

ちなみに辞書を引くと、詐欺師/ペテン師で出てくるのは「swindler」(なんとなくかっこいい
響きがあります)、「con man」、「trickster」ですね。

父親は、インチキ薬の行商(この頃のアメリカはまだ医師が農村地帯にはあまりおらず、
こういう職業が横行したらしいです)をしていく中で、農場の娘「Eliza」と知り合います。

With a flair for showmanship and self-promotion, he always wore brocaded vests ….. 
that must have dazzled a sheltered farm girl like Eliza.  …….. he was a smooth-talking 
purveyor of dreams along with tawdry trinkets, and Eliza responded to this romantic 
wanderer.

なるほどね。

格好よく見せるためにオシャレなベストを着て、それにElizaはイチコロというわけです。
色々夢を語ってじゃらじゃらとした装身具を見せびらかす彼でも、何も知らない娘にとっては
ロマンチックに映ったというわけです。

それでも、2人は結婚して4人の子供に恵まれ、そのうちの1人が後の大富豪ジョン・D
ロックフェラーです。

ということで、今回はこれまで!


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