2013年3月13日水曜日

「英語にハマりませんか?」No.21

それでは、読書歴の後半を。

人それぞれ、自分のお気に入りの作家との出会いがあるのでしょうが、私の英語での
読書の楽しさを教えてくれたのは、何と言ってもArthur Haileyですね。
もともとイギリス人で、のちにカナダ人となりました。第二次世界大戦中は空軍のパイロット。
その知識を活かして書いたのが「Flying into danger」で、テレビドラマになりました。
次があの(といっても今や知らない人も多いか)「Airport」ですね。

豪華スターの共演で映画にもなりました。というか、前回の読書歴で書きましたように、
最初に映画を見たがあまり分からず、原作を読むことになったパターンですね。

以前紹介した2冊は300ページぐらいだったのですが、これは500ページ以上の大作。
夏休み、旅行から帰ってきて、サマーセッションの授業をとろうと思ったけど面白いのが
なかったので取り組みました。

3冊目でコツは覚えていたので、スムースな入りでした。

ただ、「master storyteller」と称されるテクニックを駆使し、色々な人物を少しずつ登場させ、
だんだんからんでくるという複雑な展開の小説なので、最初のうちは、2-3章進むと突然
新しい人とエピソードが出てきて話についていくのが大変でしたが、何せ話が面白いので
引き込まれ、ほぼ毎日かなりの時間読んで1月ぐらいで読了しました。

語り口の面白さに加えて、ボキャブラリーの豊かさ、そして、出てくる会話の巧みさ(実際に
話されているような省略や間接的な表現が会話の勉強になりました。

実際、この本を読んでから、人との会話やテレビを見ても行間を含めた展開がよく分かる
ようになってきました)にすっかり魅せられました。

この時読んだのは、とりあえず「Airport」と「Flying into danger」だけでしたが、その後、
日本に戻り、中近東に出稼ぎに行った時に「Hotel」、「Final Diagnosis」、「Overload」、
Wheels、さらに、「Evening News」、「Moneychangers」、「In High Places」。

それぞれが特定業界の内幕もの(山崎豊子さん等と同じスタイルです)で、そういう点でも
読んでいて飽きません。今でも時々好きな箇所を読み返すことがあります。
ということで、回顧録はこれぐらいにして、次回からは、最近読んだ/現在読んでいる本の中
から、私の気に入った表現を順次紹介していきたいと思います。

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