2013年3月3日日曜日

「英語にハマりませんか?」No.19

今回は英語の読書遍歴について少し語りたいと思います。

私が初めて(とにもかくにも)読了した英語の本は、「All the President's Men」です。
1976年に出版され、映画化もされました。

というか、この本を読むきっかけとなったのがロバート・レッドフォードとダスティン
ホフマン主演の映画を観たことです。

当時、カナダに留学して半年くらい経過し、生活には慣れたけど、英語はまだそれほど
うまくなっていない、1976年の春でした。休みには映画でもいうことで
All the President's Men」を観たのですが、何言っているのかさっぱり分からない!!!

半年も英語圏で暮らしたのにとがっかりしたのですが、分からないままというのも不愉快。

ふと思いついたのが原作を読むこと。もともと読書好きなので、本をゆっくり読めば
分かるだろうという思惑でした。

ところがどっこい、分からない単語だらけ!言い回しも難しい(ワシントンポストの記者
2名の共著)。

おまけに、何としたことか、私は英和/和英辞典を持っていなかったのです!
(そんなものに頼ってはいかんという「決心」で持っていかなかったと記憶しています)
もちろん電子辞書なんてものは無い。

読み始めたものの(春休みで暇はあったので)、辞書を引いている時間の方が長い。
/英辞典で、ある単語を引くと、その意味として出ている単語の意味が分からず、
さらに引くという事態が頻発。

それでも、なんとか10ページぐらい読みましたかね。さすがに疲れました。そこで考えた
わけです。

辞書を引くのは、その意味が分からないと話の展開が理解できないキーワードだけに
しよう。後は何とか意味を想像できる言葉も多いからほっておこう。

そう思って読み始めると、辞書で引かないと分からない単語は意外に少ないということに
気づきました。辞書を引くのをちょっと思いとどまって前後の文章から考えていくと、
なんとなく意味が分かり、話の筋も理解(というよりも想像)できるようになりました。

さらには、何回も登場してくる単語も結構あって自然に覚えてくる。と良い感じに回り始め、
300ページちょいのペーパーバッグをなんとか読み切りました(2か月くらいかかりました
かね。意味が分かっていない箇所も多かったですが)。

これで少し自信と意欲が出て、次も同じ作戦でということで、「One Flew Over the Cuckoo's
Nest」という、当時評判だったジャック・ニコルソン主演の映画を観て(分かったような
分からないような感じで)、次に原作を読みました。

前回のノンフィクションと違って、凝った表現や辞書ではよく意味が分からないスラングも
ありでしたが、まあまあ話に入り込めたという感じが新しい体験でした。

そして、3冊目に出会ったアーサー・ヘイリーで本格的に英語での読書の楽しさに
目覚めたのです!(ちょいおおげさか)

ということで今回はここまで(気を持たせるというよりも、長くなりそうなので休憩します)。

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