2013年5月28日火曜日

初めて読まれる方へ

いまさらですが、このちんけなブログも30号を数えました。

色々なソースから引用しているため、気が向くままに手当たり次第に読んで、書き散らして
いるという感じを受けるかもしれませんが(ある程度そうです!)、プロフィールでも書いた
ように、日本の英語学習者が本当の意味での実力を高めることをお手伝いしたいという
のが主要な目的です。

この欄では、その辺のところをもう少し詳しく解説したいと思います。

このブログを通じて、私が伝えたい、日本の英語学習者が特に力を入れるべきと考えて
いる分野は2つあります。音読と長文読解です。

まず、音読については、日本人が英語学習で一般的に不足している分野だと考えていま
す(自分もそうでした)。多くの人がヒアリングの練習はしますが、アウトプット(特に自ら
声を出しておこなう)の練習はそれほどでもないようです。

音読は、まとまった量とちゃんとした内容(ロジック)の英語を話すことに慣れるという
意味で格好のトレーニングです。 中でも、お奨めの教材は、オーディオブックです。

以前にも書きましたように、欧米では非常に多くの本が俳優やプロのナレーターによって
録音されています。専門の会社もあります。なかなかよいお値段ですが(特に全文掲載の
「unabridged」バージョンは)、繰り返し使えばCPは高くなります。また、iTunes Storeでは
安めのバージョンも販売されています。オーディオブックを聴く、原書を読みながら聞く、
シャドーイングする、といったさまざまな使い方ができます。

もうひとつが長文読解です。ここで言う長文読解とは本を1冊読み切ることです。私は、
もともと読書好きなので、英語の勉強も読書から入りました。1冊2冊と読んでいく過程で
読むスピード、集中力、理解力が着実に高まりました。

教材の長文も効率よく学べるという意味ではよいかもしれませんが、1冊を読み通すこと
で、面白い部分、退屈な部分を含めたコンテクストを読み取るという「経験」にはかなわ
ないと思います。

 さらに言えば、オーディオブックと組み合わせることで、とにかく一定時間内に一定量を
読むという習慣ができてきます。黙読だと分からないところを読み返したりしますが、
オーディオブックでは、読み手のペースに合わせて目で追いながら、その場で分かる
範囲で理解しようとする「割り切り」が出てきますし、そのうち判断も速くなってきます。

また、本を読むことで生きた会話が学べるというメリットも重要です。特に小説で出てくる
会話は、英語の教科書のような、直接的な、分かりやすいものはあまりありません。
ぼかした言い方、相手に察知させるような暗示的な発言(implication)がひんぱんに出て
きます。

特定の状況においてどういう風に自分の考えや感情を表現するかのヒントを学べますし、
興味を持った文章の一部という形で使える語彙が増えます。さらに、オーディオブックで
行うと、リアリスティックな発音やイントネーションも確認できます。

ということで、
私のブログで紹介/引用していうフレーズは以下のソースから選んで、概要を紹介し、
興味を引いたフレーズや単語を紹介しています。

(1)毎日読む新聞や雑誌の記事(Wall Street Journal(iPod版を含む)、Washington Post
Web版)、Economist(Web版)、さらに、Time等のプリント版(基本は印刷物に慣れた
古い人間ですので)
(2)書籍(オーディオブックで読んでいるものも含みます)
(3)PodCastのトークショー(Car Talk等)、BloombergやCBSの画像ニュース ということで、
トピックスも上記の分類で概ね表示していますので、番号順、あるいは、興味のある
ソースだけといった、さまざまな読み方が可能です。

ということで、
お楽しみ(?)ください。

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