2013年5月11日土曜日

「英語にハマりませんか?」No.28

ちょっと間が空きました。

ゴールデンウィークは、ラスベガスとしゃれこみました。

その前にブログをアップしようと思っていたら、急ぎの仕事が入り....ま、旅費の一部を
稼げたのでよしとしましょう。

行くときは、連邦予算強制削減(sequestrationの影響で、空港管制官も強制休暇
furloughとなり、人員が10%削減。かなり遅れるのではという恐れがあったのですが、
その後、緊急に追加予算が成立したこともあって大丈夫でした。
もっと言えば、10少なくてもやっていけるのではいう話もありますが。

この「furlough」というのも面白い言葉です。CBSニュースで聞いて、この辺のスペルでは
ないかとあたりを付けたらピタリでした。こういうのが聞き取れるのは嬉しいですね。

向こうでのニュースは、連日ボストンマラソン爆破事件がトップでした。弟の方の友達3
証拠隠滅で捕まったこと、兄の奥さんが事件について知っていたかどうか、Etc.繰り返し
色々な角度からの分析が続いていました。

一方、旅すがら、iPadWashington Postの記事を読んでいたら、興味深いレポートを
見つけました。

NRA lobbyist, arms dealer played key role in growth of civilian market for military-style
guns」というタイトルです。

アメリカの銃規制で取り上げられている自動小銃が一般に販売されるようになったのは、
朝鮮戦争の時に半島に持ち込まれた多数のM-1ライフル銃を「逆輸入」したのがきっかけ
あり、それに深くかかわったのがRene Carlos Vosという銃器商と、Wayne LaPierre
というロビイストだったという話です。

VosNRAのロビイストとなってLapierreと共にこのディール(Blue Skyという名前です)を
推進し、1984年には、結構有名なボブ・ドール上院議員が「surplus U.S. military weapons if
they qualified as curios and relics(つまり、50年以上前に製造されたか、歴史的/術的な
価値がある銃)の輸入を許可する(それまでは禁止)法改正案を提案します。

この法律の成立によってその後20万丁以上のM-1ライフルが輸入され、それによる利益は
4,000万ドル(!)に上ったということです。
この過程では、輸入手続きに関して不正が疑われたとか、ちょっとミステリアスな展開が
あります。

詳しい内容は読んでいただくとして、興味を引いた単語とフレーズの紹介に移ります。
Vosという銃器商人について、NRAのスタッフは「garrulous(多弁/饒舌)で、backslapping
フレンドりというか、なれなれしい)」という印象を抱いています。また、「glad-handing
という評もあります。人の性格や行動を表現する単語と言うのは色々あるもんですね。

一方、LaPierreについては、「remote and quiet, a hand-wringer with an obsessive interest
 in the intricacies of the legislative process」ということだそうです。

curios and relics」というのは、骨董品ということらしいですが、この名目で20万丁もM-1
ライフルを輸入するとは、本稿にもある通り、まさに「loophole」ですね。

この輸入が「helped whet the appetite of American consumers for more and more
military-style weapons.」だそうです。なるほど「whet」ね。

ということで、ワシントンポストのWeb版はこういう掘り下げ型の記事がなかなか面白いです。

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