All the President’s Menです。
ちょい話が細かくなっています。
前回は、ニクソン側の秘密(妨害)工作の現場長とも言えるSeg rettiから手伝ってくれないか
という誘いを受けたLawye r(Shipley)にインタビューしますが、彼の話は、
「Se gretti seemed to be well financed」
ということで終わります。背後には「big spender」がいるようだったと。
BernsteinはWoodwardと相談し、Woodwar dも興味を持つ。
Segrettiが誘いをかけた人間として、Shipleyは数 人を名前を挙げたのでコンタクトしようと
するが、1人は回答を拒 絶。1人は連絡取れず。
最後の1人は、Bernsteinの幼馴 染の友達であることが判明。
幼馴染からの情報では、 そういう誘いがあったという話は聞いているとして、
「He was flabbergasted.(びっくりしたーすごい言葉です) He served in the Army with
Segretti …… thought he was not the type of guy to get into this type of mess」
ほどなく、本人から電話があり、Segrettiから誘いは受け たが、自分は共和党ではないので
断ったという答。
一方、BernsteinはSegrettiの居所を追う。
「Bernstein bent the rule a bit. The Post had a firm policy that their reporters were
never to misrepresent themselves」
これはよくないですね。そして、自分とWoodwardの家の電話を教える。
Segrettiは、Woodwardに電話してくる。
「ser ious allegations involving political undercover work he had done for the Nixon
campaign」について聞きたいというと、 何も知らないと電話を切られてしまう。
2人は、Segrettiに直接接触することを決め(get his tail)、全国版のデスクから西海岸にいる
「stringer 」(reporter hired by a newspaper for special assignments on a story-by-story
basis)(遊軍記者という感じ?)を紹介してもらう。
それから、Bernsteinは、 ジョージタウンのホテルに電話して、女性従業員を説得してSeg retti
その他の宿泊記録を調べるように依頼する。
「she was prevailed upon to search the records …..」となっております。
(「prevail on」で説得という意味です)
Bernsteinは、クレジット会社内部のソースを使ってSe grettiについての記録を入手する。
通常はFBIが「gob bling up with subpoena」であるが、記者でも入手できるのですね( もちろん
通報者は自分の名前を出さないことを条件とする)。
それによると、Segrettiは、71年の後半に全米を10回 以上飛び回っている。
特にワシントンが多い。
主要都市を頻繁に移動している。
前述のstringer(Meyer)に連絡してSegrett iへの取材を依頼する。
Meyerは、Marina del Reyにある家に張り込む(stake out)。
ここでちょっと、マリナデルレイについての説明があります。
living」)ということらしいです。
最初に訪問した時は留守で、慌てた様子で2-3日でかけるといっ て出て行ったとの近所の証言。
ドアにマッチ棒をはさんで( なるほど!)数日後再訪すると落ちていたので(「a matchstick he
wedged into the interface of the front door had dropped to the floor」一度でかけたようだ。
Friendly faceだがunsmilingな男。
Shipleyのことについては何を聞いても知らない と答える。民主党大会での秘密活動やShipley
への勧誘につ いて質問するが「I don’t remember」が多い。
それでも、物腰はものやわらかである(「His demeanor remained mild and affable」。
「All sounds like James Bond fiction」というコメント(ありきたりですな)。
Meyerは、SegrettiのLawyerとしての仕事、S hipley、矢継ぎ早に質問するが、
「Segretti remained impassive」(冷静で動じない)
「What about the name Bill Mooney, a false ID Segretti had said he might use?」
「Ridiculous.」
Meyerが写真を撮り始めると、追い出される。
一方、Bernsteinの方では「Things were breaking」(突破口が開けてきたという感じ)。
ルーチンチェックしている司法省のソースにSegrettiの名 前を知らないかと確認すると
(「it’s been a throwaway question」(何気ない質問だったが))、
「I can’t answer that question because it’s part of the investigation」という回答。
ビンゴですね!
Bernsteinはさらに、Nixonの個人弁護士であるKa lmbachについても聞くと、 同じく調査対象
なので答えられないという。
Shipleyの言っ ていた「a big spender by whom Segretti has been bankrolled」(資金
供給する) ではないかという疑いが高まってくる。
Bernsteinは、Segrettiの素性をさらに探ると、 彼の卒業したUSCの卒業名簿から、同窓生として
Zeegler (大統領報道官)を初めとしてホワイトハウスの職員(CRPに関 わっていた)が何人かいる
ことが判明。
さらに調べると、 これらの卒業生はUSCマフィアと呼ばれ、 ニクソンの選挙支援でかなりの役割を
果たしていたらしい。 彼らは大学キャンパスで政治団体に属し、投票を妨害したり、 対抗馬の
陣営にスパイを送り込んだりといった「election eering “ratfucking”(がは、凄い言葉です。
司法省のソースにこれらの点を確認すると、USCマフィアの1人 でホワイトハウスにいるChapinと
Segrettiの関係は 暗に認めます。
さあ、地味な調査が身を結んで、 あたらしい展開が少し見えてきました。
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