2013年6月17日月曜日

「英語にハマりませんか?」No.38

週末は「Sex and the City」でと思っていましたが、今週読んだところはあまり面白くなかった
のであっさり変更です。
お堅い「Foreign Affairs」に戻ります。
原文p.114
さーて、米国政府のクリーンエネルギー政策への批判はまだまだ続きます。
 
米国では、クリーンエネルギーへの助成は連邦政府が主に行っているが、2-3年ごとに予算の
見直しがあり、そのたびに様子見で投資が凍結される。
 
その結果、
most investors favor low-risk conventional clean-energy technologies that can be built
quickly, before the next bust.」
 
前も出てきましたが、「favor」という使い方がよいですね。prefer」もありですかね。
 
さらに、tax creditという形で投資を刺激しているのもまずい。金融危機の影響を受けたわけ
ですね。
さらに言えば、多くの州政府もクリーンエネルギーの供給者に補助金をだし、電力会社に
買い取りの義務を課しているが、
 
Because the states and the federal government rarely work in tandem, the clean-energy market in the United States suffers from a patchwork of varied and volatile policies
と批判しています。(その場しのぎの、次々変わる、つぎはぎだらけの政策てとこかな)
日本についても省庁間の連携不足とか言えそうですね。
 
その結果、投資家は、既存のエネルギー源と競争できる可能性を持つ技術ではなく、手短に
実用化できる技術に向かっているということだそうです。
ここで、議論の方向がちょいと変わります。
 
The opportunities for clean energy in the United States depend on the global market,
where there is more bad news. (この後で付け足す感じがかっこよい) Notably, in Europe,
long a reliable backer of clean energy, a similar crisis is unfolding. Barely a month passes
without a new European country, seized by fiscal austerity, announces cutbacks in subsidies.」
 
政府は戦略的なクリーンエネルギー開発に取り組む必要があるが、どの国も場当たり的で
政策がころころ変わる。
 
中国と組むといった大きなイニシアチブが必要。
住宅用太陽発電パネルやブラジルのバイオ燃料は、ニッチとして成功しているが、大きな
動きを起こすには不十分であるとしています。
ここで、新しいセクションに入ります。
Talking about a Revolution (p.117)
 
クリーンエネルギー政策には斬新なアプローチが必要という議論ですが、否定形を駆使して
いるのが目を引きます。
 
「Few of the clean-energy technologies being widely deployed today are economically viable without significant government support.」
 
こういう文章は、急いで読んでいたりすると飛ばしがちですから注意が必要です。
 
being widely deployed」- 「deploy」というのはよく出てきます。実用化されている、でも
よいかな。技術と組み合わせて使われる言葉のようです。
 
significant」は肝です。これが無いと「かなりの」という意味――依存性が高い――が出ない。
 
■次の文書もさらに否定形で押す。
 
None is likely to be commercialized to the extent needed to make a dent in energy insecurity
or global warming
to the extent」ですね。「to the level」と言いそう。
 
make a dent」ですか。わずかにはかどらせる、注意喚起とありますが、効果があるがここ
ではぴたり。ふーん。Energy insecurityも不安定さという感じです。
 
■ちょっと戻ると、
One exception is biofuel made from Brazilian sugar cane - which helps explain why
the U.S. corn-based biofuel industry has mobilized against Brazilian biofuel imports to
the United States.
 
mobilize against」-反対する動きを示したということですかね。
少し長くなってきたのでこのへんで。

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